柚子まんじゅう

表千家機関誌『同門』12月号の「菓子珊珊(さんさん)」に載っていたのは、手造りの「柚子まんじゅう」。

※二枚とも『同門』より。

柚子の中身を掻き出し、代わりにちぎった饅頭をしっかり詰め込み、あとは蒸しあげるという、一見した限りでは簡単な手順になっています。

仏壇のお下がりや少々固くなった饅頭などを「柚子まんじゅう」にしてみるのも、冬至を迎えるこの時季にはピッタリかもしれません。

柔らかくなった柚子の皮ごと、柚子の香りを楽しみながら、熱々で食べるのが良さそうです~。

急に作ってみたくなりました。

近々、ほどほどの饅頭で試してみようと思っています。

香道一口メモ・90【聞香会④】

香元(こうもと)が香だなの火取香炉を勝手へ運びたどんを入れる。代わって筆者が出て一礼。客も同様。筆者は文台、重硯、香元は乱箱を手前畳に運び付け定座する。これを機に客一同は前に進み、手前の両者をはさむように車座になる。香元は聞香炉にたどんを埋め、火道具で灰をおおい、火ばしめを付け、火窓を明けたりする「灰手前」を行う。