やっとかめ文化祭2021

「芸どころ」の名古屋を舞台に、様々なジャンルの文化を見て、聞いて、体験して、名古屋の魅力を再発見しようという企画「やっとかめ文化祭」が10月23日から開催されます。(10月23日~11月14日)

「やっとかめ」は名古屋・東海地方の方言?で「お久しぶり」の意とか…。
当て字は「八十日目」のようで、久しぶりに出会ったとき「やっとかめだなぁ、もう」というような使い方があるとか…。
尤も、私は言ったことも、直接聞いたこともありません。(^^)

ジャンル「まちなか寺小屋」の中に、香道と茶道に関わる催しがありました。

◆10月24日(日)「志野流香道 特別講座 聞香体験」講師:蜂谷宗苾(21代目家元継承者)
前半は香道の歴史や香木の話を聞く座学、後半は実学として香りの鑑賞と組香を体験する「寺小屋」となっています。
会場は家元「松隠軒」、会費3000円となっています。(^^)

◆10月30日(土)「名古屋の楽家「道年」の茶の湯」講師:中村道年(八事窯五代)
名古屋・八事の地で、名古屋の楽家として作陶にいそしむ中村道年家五代目が席主を務め、道具組の説明・道年家の歴史などを聞く「寺小屋」となっています。
会場は名古屋城茶席、会費3500円(+入場料500円)となっています。

尤も、感染防止の観点から「お茶とお菓子の提供は自粛し、一人分の抹茶パック・プラスチックケース入りのお菓子を紙製茶碗とともに梱包したものをお持ち帰りいただきます」との注意書きがありました。

名古屋のコロナ新規感染者はここにきてかなり減少していますが、油断は禁物で手指消毒、マスク着用はまだまだ必要とされています。

10月の行事予定を見ますと、大寄せのお茶会が様々な感染防止対策をとりながら、ぼちぼちと始まっています。

なんとなく、光が見えてきたように感じています…。

こちらは、京都の樂家。
陶芸家・樂直入(15代樂吉左衛門)の近況を伝えるインタビュー記事が、今日付けの朝日新聞文化欄に載っていました。
タイトルは「田舎に隠居 変わらぬ価値を問う」。

《吉左衛門を息子に譲り、戸籍名を直入(じきにゅう)に変えて2年が過ぎた》
京都から若狭へ向かう山中、小さな集落で一人で暮らし始めて2年になります。テレビなく、ラジオも新聞も、それに携帯もない。一緒にいるのは愛犬だけ。コロナ禍は世間との縁をさらに薄くしました。無精髭は胸近くに迫り、面白半分、生まれて初めて伸びた髭のことを聞かれたら、「仙人修行中」と答えましょう。………

記事のPDFです。→ raku jikinyu
(^^)