芒種・おけいこの日

今日は二十四節気の「芒種(ぼうしゅ)」。
暦には「芒とは麦や稲などにある芒(のぎ)のことで、麦は麦秋を迎えて刈り取りが始まり、稲は田植えを終えて、すくすくと成長し始める。」とあります。
※芒(のぎ)は、イネ科植物の穂先にある尖っている部分のこと。
元は、穀物の種蒔きに適した時期ということのようですが、実際は既に終わっている所がほとんどのようです。

昨夜来の雨の影響でしょうか、関東甲信地方の「梅雨入り」が発表されました。
東海地方でも雨が落ちていましたが、明日からは天気が持ち直すとのことで、梅雨入りは週末以降になるようです。
命の水が降るたびに、草木はどんどん成長し、緑が益々深くなっています。
勿論、雑草も!です。ハイ。(^^)

今日は「おけいこの日」だそうです。
『季節で愉しむ366日』(朝日新聞出版)には、「稽古始め」として次のように記してあります。

「昔から習い事を始めるなら「六歳の6月6日がよい」とされ、今日は稽古を始めるのに適した日として知られる。歌舞伎、能、狂言などの伝統芸能を中心に「稽古始め」と呼び、この日に芸事を始めるのを「吉」とする習わしがある。
これは、室町時代に能を大成した世阿弥が記した『風姿花伝』の記述に由来。江戸時代に歌舞伎にも広がり、「六歳の六月六日」という語呂のよさから台詞にも使われ、一般にも浸透した。」

「おけいこの日」とは……初めて知りました。

語呂のよさから「六・六・六」とありますが、六歳には合理的な意味も感じられ、語呂合わせにもなんだか納得です。
思わず、我が身を振り返りました。
六歳からとは云いませんが、せめて「6月6日」から伝統芸事を始めておれば、もう少しマシなレベルに達していたのではないかと思わないでもありません。
しかしです、肝心なのはきっと「六歳」ですネ…。(^^)

公園のビヨウヤナギ【未央柳】の黄色い花が鮮やかです。

ノアザミ【野薊】も咲いています。