立秋

今日は二十四節気の「立秋」。
暦の上では秋立つこの日から秋ということになります。
昔の『暦便覧』には「初めて秋の気たつがゆへなれば也」とあります。

とはいえ、まだまだ猛暑が続く日々で「秋」の気配はなかなか感じられませんが、それでも「立秋」という言葉を聞くと、朝夕のちょっとした涼しさに、また涼風や虫の音、花などに、秋が近いのかしらんと思ったりするから不思議です。

今日は8月7日、月遅れの七夕の日です。
カレンダーを見ると「仙台七夕」とあり、有名な仙台七夕祭りは月遅れで行なわれているようです。
コロナの感染拡大が進んでいますが、行動制限が掛けられていないので、きっと大賑わいしていることでしょう。
三大七夕祭りの一つとされる愛知県一宮市の七夕まつりも今年は盛大に行われたようです。(7/28~7/31)

今年の京都・冷泉家の星祭りの儀式「乞巧奠(きっこうてん)」は、旧暦の七月七日にあたる8月4日、見学者を招いて催されています。
今年は生憎の雨模様だったようで、「星の座」は縁側に設けられたようです。
狩衣(かりぎぬ)や袿袴(けいこ)装束の男女が天の川に見立てた白布を間にして、和歌を贈答し合う「流れの座」はいつかの時代を彷彿とさせる行事です。
かって一度、見学する機会に恵まれたことがあり、今でも貴重な思い出となっています。(^^)

秋の季語となっている朝顔が毎日咲いています。
良く知られている別名は牽牛花(けんぎゅうか)。
「大事な牛を牽(ひ)いて行って薬草の朝顔にかえたという故事から」と辞書にはあります。