小春日和

今日は二十四節気の「小雪」。(黄経240度)
天明七年『暦便覧』には、「小雪」は「冷ゆるがゆへに雨も雪となりてくだるがゆへ也」と記してあります。
北国や中部山岳地帯では既に積雪が見られるようですが、東海地方の平野部では雪はまだまだ先のこと、今日は最高気温20.1℃を観測する「小春日和」の穏やかな一日となりました。

椿の「西王母」や「炉開き」が花開き、黄色や臙脂色の嵯峨菊も花弁を伸ばし、ツワブキ【石蕗】の花が芳香を放っています。
小春日和に誘われたのでしょうか、柔らかい陽射しの下、黄蝶がツワブキの花に留まっていました。

「小春」は、冬の初めの春に似た温暖な気候のことで、転じて陰暦(旧暦)十月の異称と辞書にはあります。

「小春」と云えば、「初冬香」の名目にある「小春」を思い出します。(一つも当たらなかった場合の名目!)

※山茶花

年に一度の習いとなっているのが、飾り壺の「真・行・草」の緒の結び。(裏千家流)
今年も炉開きに合わせて、『茶の結び緒』(淡交社)を参考にしながら緒を結んでみました。

細かなところには目をつぶって…といったレベルです。 (^^)