大雪・ふみのは

今日は(から)二十四節気の「大雪(たいせつ)」。(黄経255度)
『暦便覧』には「雪いよいよ降りかさねる折からなればなり」とあります。
文字通り大雪となる頃の意ですが、東海地方の平野部では降雪はまだまだで、初雪は中旬以降になりそうです。
今日の名古屋の最高気温は17.8℃で、少し時雨たものの比較的暖かい一日でした。(旧暦では十月二十五日ですから、まだ小春月です)

YouTubeのLIVEカメラ映像を見ると、立山室堂(標高2450m)はすっぽりと雪に埋もれていますが、上高地(標高約1500m=五千尺)は少し雪がある程度で、梓川の河川工事が重機を入れて行われていました。(写真は昨日)

最近のトピックを一つ。
ネット上に、古文書の文字解析アプリ「ふみのは」の記事が載っているのを見つけました。
TOPPAN(株)が提供しているサービスで、古文書をスマホのカメラで撮影し、解析にかけると文字を読んでくれるという優れものです。

・アプリのインストールは無料。
・AI-OCRを使用した解読機能は、一日10回まで利用可能で無料。(ナント、毎日10回まで無料!)

早速、iPhoneにアプリをインストールして、これまで読めなかった文字を解読してもらいました。 (^^)

解析結果は、候補が三つ、確度の高い順に表示されました。
一回目:寒・ ・是(忘れました!)
二回目:暮・寄・是
三回目:是・量・寄
四回目:是・鶯・差
写真撮影時の明るさや角度、撮影日の違い等々から、AI解析に若干の違いが出てくるのでしょうか…。
同じ字を何回も解析にかけると、違う候補をあえて選んでいるような気がしないでもありません。

くずし字は、書き手によっては読みにくい字もあり、前後の単語のつながりから読むことも少なくありません。
上記の文字は前後のつながりから「寒」が相応しいように思いましたが、さてどうなのでしょうか…。

古文書ファンには、とても興味深いアプリだと思います。 (^^)