サビタの花

ノリウツギ【糊空木】の白い花が公園で咲きだしています。
枝は中空で、幹の内皮から製紙用の糊をとったところから、この名があるようです。

北海道ではサビタの花と呼ばれているようですが、サビタの語源はよく分かりません。

みづうみも熊もサビタの花も神 大石曉座

昭和の大歌手・伊藤久夫が歌った「さびたの花」はYouTubeで聞くことができます。
詞も曲も、心に残るいい歌です。

作詞:大倉芳郎/作曲:原六朗

からまつ林 遠い道
雲の行方を 見つめてる
サビタの花よ 白い花
誰を持つのか メノコの胸に
ほのかに咲いた サビタの花よ

いとしの君は ほろほろと
楡の並木を どこへ行く
花かげに白く 月の宵
待てどはかない メノコの恋は
悲しく咲いた サビタの花よ

京都・祇園祭の山鉾巡行(17日)が近づいています。
祇園祭を飾る花と云えば邪気を払うとされるヒオウギ【檜扇】。
鉢植えの一番花はちょうど一週間前の7日でした。